8月26日の日刊建設工業新聞に弊社の技術「SESAME(セサミ)システム」が紹介されました

「SDGsで世界をつなぐ・5/JICA/グリーン・リカバリーを商機に 」日刊建設工業新聞オンライン

日刊建設工業新聞(2020年8月26日付)にて、弊社の技術がインドネシアの泥炭火災問題解決のために有効に活用され、効果を上げていることが紹介されました。コロナ危機で停滞した社会経済活動を踏み台に、気候変動を抑え生態系も守りながら立て直そうとする「グリーン・リカバリー」が注目されている中で、弊社の培ってきた技術と理念が、経済復興と環境という両方向の視点から地球規模の課題を解決する取り組みの一助となることが期待されています。

以下記事抜粋
インドネシアでは泥炭火災を防止する観点から、泥炭地の地下水位を地表から40cm 以内に維持することが政令で定められているが、地下水位を的確にモニタリングできていないために、依然として泥炭地火災が頻発している。この問題を解決するための技術を日本の民間企業が開発した。株式会社みどり工学研究所が開発したSESAME(セサミ)システムである。SESAMEシステムとは、ソーラーパネルの使用によりで観測したい地点に対応機器センサーを設置し、携帯電話データ通信を利用し、ほぼリアルタイムで現地のデータをクラウドサーバーに送信し、でWEB監視するシステムである。取得可能データは、地下水位、濁度、PH等の水質データ、気温、湿度、降雨量、降雨強度、風向、風速、日射量、土壌水分等である。SESAMEシステムにより、既存の計測方法よりも正確なデータをリアルタイムで入手が可能となった。SESAMEから伝送される観測データをリアルタイムで集計し、各泥炭地の地下水位や乾燥度合いを比較し、泥炭地火災の発生を未然に防ぐための泥炭地地下水位リアルタイムモニタリング制度の構築支援を行い、インドネシア政府から高い評価を受けた。